勉強に苦戦する子は、
みな字が小さいです。
算数や数学だとそれが如実です。
書きなぐられた、という感じではなく、
消え入りそうな、弱弱しい筆圧。
チェックされるのをはばかるように
すみっこにぐしゃっと書かれた筆算。
自分でも数字を見間違えちゃうんじゃないの?
自分の書いた文字をリスペクトしろよ、
と言いたくなるような
(実際言っています)
雑で気持ちの入っていない
投げやりな気すらする、文字や数字。
そもそも式が書いていなかったり。
式を立てたあとの途中の過程(途中計算)がなかったり。
いやいや、途中全部すっ飛ばしてるけど、それ僕(坂内)だって答え出せないよ、
と言いたくなるような。
(これもよく言ってます。)
計算の後を消す子もいたり。
「まず字を大きく書こう」
「正々堂々式を書こう」
ということをよく指導します。
もちろん、それらのすべては
自信のなさ
の表れでしょう。
もちろん、わかります。
でも、
背中を丸めてショボショボしていたら気分も下向きになる
背中を正して前を向いたら気分も前向き、上向きになる
といいますよね。
人はガッツポーズしながら落ち込めない、
とか。
姿勢のほうが意外と気分よりも先なのかも?
そう考えたら、ひょっとして
正々堂々ちゃんと書くようにしたら、
ちゃんと考えられるようになるんでは、
とも思ってみたりするのです。
話それますが、
鉛筆をしっかり
弱すぎず強すぎず持てない子が増えている、
という話はちらほら聞きます。
タブレットやスマホなど、
画面をタッチするだけで事が済む(勉強でも)
機器の普及とも関係はある気がします。
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