算数の文章題には、
答えを書く欄と、
式を書く欄があります。
答えだけが大事なわけではないので、
式を書く欄があるのは当然ですね。
でも、
勉強に苦戦するりり子さん(仮名)たちは、
「式は何ですか?」
と聞くのです。
正しい答えを写せばいい、
と思っているのと同じように、
「正しい式」を写せばOK、
と思っちゃっているのです。
何も考えずに
問題文をにらんだだけで
即座に式ができるのなら、
いや、教えてもらえるのなら、
そりゃあ楽でしょう。
でも、
「問題には〇〇と書いてあるから、□□はつまり××の〇△で・・・」
とか、読み取って
考えた結果、
初めて式ができるのに。
式ができる前の、
そこが一番大事なのに。
そこで、
「じゃあ、どんな式になるかねー♪」
とか、あるいは
「なんでこういう式になったー♬」
とか聞かれた日には、
あにはからんや、それはそれは
辛そうな
感じです。
なんでそんなこと聞かれなきゃいけないんだろう、
みたいな。
そんなこと聞かれたこともないのに
そんなこと聞かれてもわかんないよー、
みたいな・・・。
かわいそうに。
でも、
厳しい言い方だけど、
それは
「サボってる」
ってことなんだ。
見過ごすわけにはいかないんだ。
楽をしたいのも人の本性。そういう子たちとの1時間は、「闘い」です。
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