昨日、
ある理系の専門家の方とお会いしました。
その方いわく、
「皆さん理系のほうが有利とか収入が多いって思っていますけど、それはホリエモンさんとか、ひろゆきさんとか、一握りの人たちの話です」
「IT企業でもトップは文系が多いですよ」
「理系の人間は視野も考え方も狭くなりがちです」
と、おっしゃいました。
ド文系で、
「文系はしょせん理系にはかなわない」と思っている僕は
にわかに信じられず、
「まあ、理系には理系の、文系には文系の闇が見えるということですよね笑」
と言って笑い合いましたが、
意見が一致したこともありました!
その方が
「(理系の勉強を通して得られる)論理的思考力が大事なんです」
と言われていたことです。
あと、コミュニケーション能力と。
このように言葉を連ねると、
なんだか陳腐な印象を受けてしまうかもしれませんが、
最近あらゆる授業で僕が一番力を入れているのは
この「論理的思考力」と言っても過言ではありません。
答えが合っていたかどうかなんて二の次三の次。
どういう式でそういう答えが出たの?
どうしてそういう式にしたの?
どうしてそこはかけ算じゃなくて割り算だと思ったの?
説明してごらん。
答えが合っていても
そんな問答を毎日子どもと交わします。
とくに小学生の授業では、それが生命線だと思っています。
「この27って何?」
「・・・数」
「(笑)みんな『数』だって。なんの数??」
「家から図書館までの・・・数」
「家から図書館までの、なんの数値?」
~(中略)~
「時間」
「じゃあなんで『27m』って書いてあるの?時間に『メートル』はつかんでしょう(笑)」
・・・
そんな会話もしょっちゅうします。
言葉や数字を無造作に放り投げてくるのではなく、
単位をつけてちゃんと説明できないといけません。
あてずっぽうで答えを出すことなんてよくあるし、
選択肢の中から答えを選んで正解になることもよくありますしね。
それをパスさせていたら、なんの意味もない。
およそ勉強とは言えない。
「理系」だろうが「文系」だろうが、
もちろん、道具として使うものは違って、
それぞれの得意分野がありますが、
大きな目標として目指すことは同じだなあ、と
その方とお話しして思いました。
ところで、
実はその方とは、いわばコラボして
ある企画を進めさせていただいています。
近いうちにお知らせできると思います。
お楽しみに!
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