もちろん、本当の戦争は、
起こるべきものではありません。
現実に世界の多くで戦争は起こっていて、
理不尽な目に遭っている人がたくさんいるのですから。
そのことをお断りした上で、
人生で頑張らなければいけないこと
理不尽だけど立ち向かわなければならないこと
それらは「戦い」に例えてもいいものだと思います。
「常在戦場」という言葉もよく使われますよね。
そして、
貧困、格差、差別、暴力、災害、社会の変化・・・
いつだって理想の時代はなかったのだから、
そして今の時代こそ、
生きていくために立ち向かわなければならない問題が山のようにあるのだから、
きれいごと抜きにして、
しっかり戦っていく気概をつけさせていくのは、
私の使命の一つかなと思います。
話は少しそれますが、
それにしてもこの仕事をしていると、
生徒にかける言葉のほとんどは、私にブーメランのごとく返ってきます。
「あきらめるなよ」(→自分は、色々あきらめていないか?)
「雑!しっかり考えなさい」(→自分はそんな偉そうなこと言える?)
「受け身でやるな。計画とか、目標をもって毎日自習しないと」(→自分は??)
「毎日続けることが大事なんだ。毎日続けないとだめなんだよ!」
(→こう見えても毎日継続しているものはいくつかありますが・・・)
こういう仕事って、他にもあるのでしょうかね?
とくに最初のやつ(「あきらめるな」)。
「コイツはダメだ。伸びるのは無理」と思った教師に、
生徒の「怠惰」を責めることはできないでしょう。
生徒が諦めない限り、
私は諦めるわけにはいかないのです。
(※ただし、やる気がないと判断した生徒に退塾してもらう制度はあります。)
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