秋、といえば運動会ですね。
近隣の中学校の多くも
今その練習を一生懸命やっているようです。
10年近く前、僕は中学教員でしたが
この運動会の運営というのは大変なものだと思いました。
学年別
それぞれの競技の責任者
係
係の責任者、学年の責任者
自分のクラス
いろいろな要素・組織が網の目のように交錯し、
なかなか頭に入りません。
ある日、職員会議で
教職員用に「マニュアル」が配られました。
運動会のすべてについて
A4何枚もにまとめられ、一冊に綴じられていて、
「先生方は熟読しておいてください」
と言われました。
さあ大変。
見ても全然頭に入らない。
もともとそういうものは超苦手。
しかーし、僕は先生。
「先生何やってるんですか?マニュアル読んでなかったんですか!!」
なんて言われる醜態をさらすことは
万が一にも許されません。
思い余った僕は
マニュアルを全部自分用に書き直しました。
何時になったらどこに行って何をしていればいいのか
誰に何の指示を出せばいいか
そのとき会場では何が進行しているのか
何を気をつけていればいいのか
その次は何か
そういうのが、1枚で全部俯瞰できる
自分専用のマニュアルを
手で書いてつくりました。
元のマニュアルを見ながら。
おかげでお仕事(運動会での生徒たちのサポート)は無事こなせました。
ちゃん、ちゃん♪
お恥ずかしい話で。
こんなトロい奴もあまりいないかもしれません。
・・・いや、どうかな?
見ただけでわからないことなんて、
いっぱいあるんじゃないかな?
(それがパッと頭に入る人は、多くの場合、経験と慣れがそうさせているんだと思います。)
そういうときは、
手を使って、
あるいは口を使って
(目と耳だけじゃやはり受け身になるからダメです)
かっこよく言えば
マニュアルを再構築する
平たく言えば
まとめ直す
こと、それができることが必要なんじゃないかな。
自分のやり方で、
自分のために。
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