中1の数学、比例に入っています。
y=3x
これが多くの生徒にとってどれだけわかりにくいことか。
その理由は、この式の意味が抽象的だからです。
なるほど、教科書にも塾のテキストにも、最初のページには、その意味を理解させるための具体例などが載っています。
学校の授業だと、話し合いとかあったりして。
みんなそこは(一応)納得して通過します。
しかし早々にイントロダクションは終わり、すぐに実際の問題が始まると、脆弱にしか理解されていない意味や理屈は、パカーンと吹っ飛びます。
問 xとyは比例の関係にあり、x=4のときy=12である。
このとき、x=-6ならば、yはいくらか。
こんな問題に出くわすと、もう珍回答続出です。
y=4 y=-24 y=-6 y=-6x ・・・・・などなどなどなど。
これを看過したら、一次関数も二次関数もわけわからなくなるに決まっています。
しなければならないのは、何度も何度も繰り返し基本(意味や理屈)を確認すること。
y=3x
これ、いったいどういう意味なんだ?!
昨日は授業中にそれを何回も生徒に聞き、口で言わせました。
ここは譲れない戦い。
というか、塾の授業は毎回がそれです。
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